日本の個人投資家の中で、著名な人物の一人cis氏の書籍が発売されたので購入してみることにしました。

今回は、その書籍『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の中から、面白いと感じた点、役に立ちそうと感じた点について絞ってレビューをしていきますので、よろしくお願いします。

著者本人の意図反する部分も出てくるかとは思いますが、ココタメというフィルターを通して書籍の内容を理解していただければと思います。

それでは、早速レビューしていきます。

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』cis氏

cis氏のリスク管理術を学ぼう

メディアはフェイクニュースで信用できない

先行者は有能かもしれない

株で簡単にモテる方法

AIに勝てるか

cis氏のリスク管理術を学ぼう

cis氏のリスク管理術を学ぼう

cis氏のリスク管理術は大変学ぶべきところがあります。

特に驚いたのはジェイコム株誤発注事件の時のことです。

cis氏は2ちゃんねるの株掲示板でジェイコム株がおかしいことを知ります。

発行済み株式数を元にジェイコム株が誤発注であることを確信します。

出来るだけ株式を購入する。

誤発注が証券会社のミスの場合、発行株式数の全てを誤った値段で購入されてしまうと、1兆円を超える損失額になります。

1兆円を越える損失額を証券会社は払うことが出来ないため、取引全てを無効にされるのではないかと心配します。

ここのリスク管理能力がとても素晴らしいです。

取引が無効になってしまうことを想定して、なるべく取引が無効にならないように行動した点が秀逸です。

まずは最初のストップ高(10分後)で全ての株式を売却します。

売却したお金をそのまま引き出そうとすると、引き出すまでの間に無効になる可能性もありました。

そこで、出金する前に1度取引を挟むわけです。

売買額が大きいみずほフィナンシャルグループと任天堂株を売買します。

そして、みずほと任天堂の売買金で出金依頼をかけます。

cis氏はあくまで自分口座にお金が入るまで勝負だと考えていました。

なぜなら、大勝利こそチャラにされやすいということを知っているからです。

cis氏は自身の麻雀の経験を元に、麻雀で大勝ちした場合、チャラにされてしまう経験を何度もしたからでした。

今回のジェイコム株の件は、特に日本政府からチャラにされる可能性がありました。

cis氏のここまで徹底したリスク管理は本当に素晴らしいです。

このリスク管理術は株の世界よりもむしろビジネスの世界で役に立つことでしょう。

他の投資家の中には、利益を最大化することだけを考えて動いている人もいました。

結果論だけでいえば、ジェイコム株に関しては、取引を無効にされることはなく、利益を最大化した者が一番得をする形になりました。

しかし、今回のような大規模な誤発注の事件は取引を無効にされる可能性はかなりあったと思います。

利益を最大化しても結局、お金を受け取れなければ全く無意味ですから、自分のお金を守る行動も必要だったように思います。

実際に、カジノで大勝ちした人は勝ちを取消されることもありますし、パチンコでもあまりに稼ぐ人は出禁になったりと様々な処置がとられたりしています。

それゆえ、cis氏のリスク管理への意識はぜひとも真似すべきでしょう。

メディアはフェイクニュースばかりで信用できない

メディアはフェイクニュースばかりで信用できない

株式相場については、メディアの情報はあてにしない方が良いです。

本日の株式相場をやっているテレビ番組を見ると相場の解説をしていたりするのですが、ありきたりな言葉を並べて解説していることがよくあります。

実際にcis氏は前場の取引高の3割を取り扱ったことがあります。

その時、『昨日のアリババが軟調だったこともあり、ソフトバンクも値段を下げています』という解説がテレビ番組でありました。

実際は、cis氏が耐え切れなくて売っただけだったのに、なぜかアリババが原因になっているという解説がなされたのです。

つまり、テレビ番組の解説は適当な要素を寄せ集めてテンプレ的に解説していることが明らかになりました。

そして、株式相場の分析本は、これらの相場解説を元に作られていたりしますので、当然分析本は信用に値しないということになるのです。

先行者は有能かもしれない

先行者は有能かもしれない

株式投資を初めて間もないcis氏は2ちゃんねるで株式投資の情報を得ていたりしました。

そこで、2ちゃんねるオフ会があって、オフ会に参加したとのことでした。

当時は、2チャンネルも創設されて間もないころで、デイトレードの手法も始まりつつあった時期でした。

つまり、2ちゃんの先行者であり、デイトレードの先行者でもあったオフ会なんですよね。

そのオフ会に参加したのが男性6名、女性2名ということでしたが、そのうち男性3人(cis氏を含む)が現在は数十億円以上の資産を築いているというのが現在の状況とのことでした。

参加男性の半分が資産数十億を超えるなんて、とんでもないことです。

これは結果論ではありますが、株式投資で大成功をしている人というのは、先見の明を持って、未開の地に飛び込むことが出来る人かもしれませんね。

2ちゃんねるの始まったばかりで、デイトレも始まったばかりの中、オフ会に参加するなんて、ちょっと怖いですよね。

今なら、まだオフ会とかいっても怖いイメージないでしょうけど、当時のオフ会とかは閉ざされた空間という感じでしたからね。

なかなか勇気のある行動だと思います。

でも、株式投資で大成功を収めたいなら、それくらい積極的じゃないとダメなのかもしれませんね。

株で簡単にモテる方法

株で簡単にモテる方法

cis氏は2ちゃんねるの掲示板を見て、資産3億円で彼女を募集している人の投稿を見て、真似したみたいです。

cis氏の場合は、『資産1億2000万円持ってます。彼女募集中』と掲示板に書き込んだということでした。

実際、cis氏はそこで出会った女性と結婚するようなので、何とも現実実のある話となっています。

ここで参考になるのは、株式投資で儲かったお金の利用方法として、このように彼女を募集することも出来るという応用力ですね。

実際に、お金に目がくらんでいる女性ばかりなので、色々困難があるのでしょうが(実際に残念な女性が多かったようです)、言ってしまえば無料で集客宣伝することが出来ているわけなので、金銭という視点から見ると大変優秀な戦略をとっています。

この事例は、彼女募集にも使えるでしょうし、彼女以外の募集にも使えるテクニックでしょうね。

自分なりに応用してみると面白いと思います。

AIに勝てるか

AIは正直かなり強いというのがcis氏の見解です。

この点については、私も同意します。

実際、AIと人間の戦いは、どんどん人間側が負けてきています。

将棋や囲碁といったオリジナリティも重要視される戦いの中でも、AIは人間に勝つことが出来るのです。

つまり、真っ向勝負でAIと戦っては恐らく負けてしまうことでしょう。

しかし、だからといって悲観しているわけではありません。

結局、AIを利用した取引をする場合であっても、AIを使うのは人間ですから、リスクを踏まえてAIの行動を制御することになります。

要は、AI本来の動きが出来ないということなのです。

実際、AIを利用した投資を行うのであれば、AI投資に同意してくれる人達の了承を経てリスク管理を行わなければいけません。

すなわち、いくらAIとの戦いといっても結局は人間対人間の戦いになっているのです。

このことから、AI投資を恐れることはないという見解になっています。

まとめ

まとめ

cis氏の投資方法ではいくつも学ぶべきところがありました。

その中でも、リスク管理術とメディアの信頼性については、学びを得ることが出来ました。

『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』の本では、cis氏の投資方法ばかりではなく、幼少期のことからどのような事をやってきたのか投資家の視点として書かれています。

cis氏の具体的な投資方法についての記述は薄い気がしますが、リスク管理術については、改めて意識させられました。

あくまでcis氏のことについて知りたいという人は、購入してみるのがおすすめです。

反対に、株式投資の初心者で、基本的な事を色々と知りたいと思っている人にとっては、微妙だと思います。

cis氏が気になる人はフォローしてみましょう。