ホエイプロテインは、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン類、ミネラル類だけでなく、アミノ酸も多く含まれており、身体に吸収されやすいことからボディメイクに最適なプロテインです。
ホエイプロテインは、筋タンパク合成の促進、脂肪燃焼のサポート、インスリン感受性の向上、および食欲抑制に有用で、グルタチオン(酸化防止剤)の産生量増大効果も認められています。
ホエイプロテインは2種類あります。
WPC(ホエイプロテインコンセントレート)とWPI(ホエイプロテインアイソレート)です。
WPIの方がWPCよりも処理過程が多いので、よりタンパク質濃度の高い製品となっています。
WPC(ホエイプロテインコンセントレート)とは乳清をろ過するためにフィルターを膜処理した後に出来る液体を凝縮し、その凝縮した液体を乾燥させたものです。
ろ過されて出来た液体には、脂質および乳糖(ラクトース)としての炭水化物などの栄養分も含まれています。
液体には不純物も含まれるため、重要なタンパク質の含有量は80%となります。
研究ではホエイプロテインを最大限活かすためには不純物も未加工の状態である必要があります。
WPI(ホエイプロテインアイソレート)とはアイソレートはタンパク質含有率が高いのが特徴です。
WPCのプロテイン含有量は約80%ですが、WPIの含有量は約90%となります。
クロスフローミクロフィルタレーション製法の場合、タンパク質を脂質および炭水化物から分離する事が出来ます。
特にWPIは、WPCよりも低脂肪なので、ローファットダイエットを実行している人にも人気です。
またWPIはWPCと比べると大幅に乳糖含有量が低いため、乳糖不耐症の人には理想的な製品です。
WPIを製造するには、WPCをさらに加工・精製するため、構造は分解され一部の生物活性が失われてしまいます。
しかし、タンパク質が変性しても、含まれているアミノ酸の構造と配列は変化しないので、筋トレをする人がプロテインに望むメリットには影響がありません。
体内に取り込まれたタンパク質は消化過程で全て分解されアミノ酸になります。
従って、WPIには特にデメリットなく、低カロリーでタンパク質を摂取することが出来ます。