モテるための科学的考察⑤「女性目線を理解するパースペクティブ・テイキング」

前回の記事はこちらです。今回の記事は続きになります。

モテるための科学的考察④「男性が女性の態度を誤解する理由」

⑤「妊娠」に対する男女の意識の違い

妊娠に対する意識は男女で大きく異なるので、注意が必要です。

当然ですが、女性は妊娠しますが、男性は妊娠しません。

今さら妊娠に対して特別意識している男性というのはほとんどいませんが、モテるかどうかの違いは妊娠の影響によるものが非常に大きいのです。

妊娠に付随した問題には以下のようなものがあります。

狩猟採集社会のある研究では、女性が夫を失った場合、女性の子供が生存確率は著しく低下することが分かっています。

女性は妊娠すると自由に活動できる時間がなくなってしまいます。

また、一般的に性病は「男性から女性」に移る確率の方が高いです。

性病になった場合、男性は一時的なトラブルだけで終わる場合が多いですが、女性は不妊になる確率も高まります。

つまり、妊娠に関して女性は男性よりも非常に過酷な状況のため、女性は性行為に対してとても慎重になっていったと考えられるのです。

女性側からすると、「なぜ不妊や病気になる危険性があるのに、わざわざ性行為をしないといけないのか?」ということになりますよね。

男性は女性を口説くためには相当な魅力を持たなければいけないということです。

⑥「女性はすぐ性行為出来て羨ましい」と考えている男性は論外

男性の多くにありがちな考え方に、「女性はすぐ性行為が出来て羨ましい」というものがあります。

なぜなら、男性の場合そこそこのルックスでは全くモテないのに対して、女性の場合そこそこのルックスでもかなりモテると認識しているからです。

しかし、「そこそこのルックスの女の子でもそれなりにモテて性行為出来るなんて羨ましい」という男性の考え方は大きく間違っているのです。

女性の心理は上記のような男性の考え方にはなっていません。

どういうことかというと男女で以下の傾向があるからです。

男性の場合、イケメンであれば恋愛で欲しいものを手に入れるのは簡単

女性の場合、美女でも恋愛で欲しいものを手に入れるのは難しい

過去の研究では、多くの女性は「自分が本気で動けば男と性行為が出来る」ということは理解しています。

しかし、女性が求めるのは性行為ではなく、「尊敬できる偉大な男性」であるということが分かっています。

「尊敬できる偉大な男性」というのは、教育やキャリアやお金やステータスや愛や結婚や子供など人生の意味をもたらすような存在を意味しています。

従って、恋愛に求める難易度も高くなっているのです。

正直、女性は自分の能力以上を求めている状態ですので「高望み」であることに間違いはないのですが、この「高望み」は数百万年も進化プロセスで生まれてきたものですから男性は受け入れるしかありません。

男性は女性の高望みを叶えてあげるように行動するだけでも自分の魅力度は高まってきます。

まとめ

男女の恋愛における視点違いは以上となります。

男性と女性の間には、進化の過程で培った大きな恋愛の認識の違いがあります。

そして、男性は恋愛認識の違いについて理解する必要があります。

女性は肉体的にも精神的にも社会的に弱い立場に置かれていることが多いため、男性は女性の立場を十分理解する必要があります。

特に男性の体格や暴力的な性質は女性を怖がらせてしまいますが、同時に魅力的に見せる要素でもあります。

従って、女性には常に矛盾した気持ちが生まれることになります。

また、女性には妊娠があるため、男性よりも性病や浮気などに対して慎重になりやすいです。

男性が権力を気にするように女性は社会的な評価を最も気にしています。

男性は性行為に快楽を求めるのがメインですが、快楽以外にも多くの要素を求めています。

従って、女性が恋愛で満足するためには男性が想像するよりもはるかに難易度が高いものとなります。

そこで、まずは男性は己の勘違いを理解することから始めるのがモテるための第一歩になります。

女性を本当の意味で理解するのは現実的になかなか難しいですが、今までの解説で女性がどのような問題に悩まされているのかはある程度理解できたのではないでしょうか。

女性はいつも肉体的にも精神的にも社会的にも脅威にさらされており、男性はそのことに全く気付いておらず、むしろ女性を羨ましいとさえ思っていることが多いということです。

男性は女性への理解を深めるためにも、頭で考えるだけではなく、定期的にトレーニングを行っていく必要があります。

女性の視点に立つための「パースペクティブ・テイキング」トレーニング

では、男性は女性への理解を深めるためにどのようなトレーニングを行うべきなのでしょうか。

ミラー博士が提唱する方法で「パースペクティブ・テイキング」(他者視点取得)というものがあります。

具体的な方法は以下の通りです。

①カフェや街の中から適当に1人の女性を選ぶ。

②選んだ女性になったつもりで、以下の質問の答えを考える。

私(選んだ女性)の人生で他人と違うところやアイデンティティの中心になりそうな人物や出来事は何だろうか?

私(選んだ女性)は、今何に脅威を感じているのか?脅威を感じている要素があるとすれば、何だろうか?

私(選んだ女性)は、今周囲にいる男性達のことをどう思っているのだろうか?

私(選んだ女性)は、今ここにいる男性のなかで誰を最も魅力的に思うだろうか?

私(選んだ女性)の自信があるポイントは何だろうか?反対に自信がないポイントは何だろうか?

私(選んだ女性)は、なぜ今日の服装やアクセサリーを選んだのだろうか?

私(選んだ女性)にはどのような友人がいるだろうか?その友人がもし悪い男に引っかかった場合、どんなことを言ってくるだろうか?

もちろんこれらの質問に対する正解はありません。

実際に選んだ女性に正解を教えてもらいにいってもいけません。(笑)

しかし、上記のような思考実験を行うと人間の共感システムが活発に動き始めます。

そして、より深く相手の視点に立てるようになり、自分の魅力度も高まることが分かっています。

ちなみに、「パースペクティブ・テイキング」トレーニングは恋愛以外の対人コミュニケーションにも活用できます。

例えば、就職面接で面接官に良い印象を与えたい場合、自分が面接官だったら、自分のことをどう思うのかと考えてみたりします。

他にも、初対面の人と仲良くなりたい場合、相手は今何を不安に思っているだろうかと考えてみたりします。

上記のように、「パースペクティブ・テイキング」トレーニングは恋愛にも対人コミュニケーションにも有効なので、コミュニケーションで悩んでいる人は日常的に取り入れて欲しいトレーニングとなっています。

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